BAR AQUA CAVE / BAR AQUA CAVE

GOOD AQUARIUM Design Award

2024

一般受賞

グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞

 

BAR AQUA CAVE

BAR AQUA CAVE

BAR AQUA CAVE

建築・空間 / アクアリウムバー

 

BAR AQUA CAVE

BAR AQUA CAVE


 

 

受賞対象名 BAR AQUA CAVE
事業者名 BAR AQUA CAVE
カテゴリー 建築・空間
一般名称 アクアリウムバー
飼育生体 熱帯魚・水草
オープン日 2022年12月20日
URL https://www.instagram.com/aquacave_nagio/
スペース 店舗 約8.6坪

 

バーカウンターに設置された水草水槽を眺めながら、お酒を楽しむ本格的アクアリウムBAR

【作品概要】
BAR AQUA CAVEはこれまでの水槽のあるレストランやバーと一線を画す、本格的ネイチャーアクアリウムバーです。L字型のバーカウンターは7席。長辺にはW120cmxH22.5cmxD22cmの水槽2台、短辺には小型のボトルアクアリウムとパルダリウムが設置されており、これらは全てIAPLC(世界水草レイアウトコンテスト)入賞経験のあるオーナー自らがレイアウト、メンテナンスを行なっています。水草水槽には南米の熱帯魚が泳ぎ、それらを目の前にペルーのピスコ、ブラジルのカシャッサなど、南米の蒸留酒をお楽しみ頂けます。東京の東中野でお酒とアクアリウムのシンクロニシティーに出会える空間です。

【デザインが生まれた理由/背景】
BARを経営することは私の一つの目標でした。しかし家飲みの文化が定着した時代に自分にはBARの形態はちょっと難しいかな、と考えていたのも事実です。しかし、アクアリウムと絡めたコンセプトバー的なものなら特徴を出せるのではと思い、BAR AQUA CAVEの構想が始まりました。私自身この趣味に出会ってからまだ8年程度です。つまりアクアリウム人口の少なさは、それに出会うチャンネル自体が少ないのではないかと感じました。多くのアクアリウムメーカーやアクアショップの皆様がこの趣味を広めようと活動なさっています。私は一アクアリストではありますが、だからこそ違うチャンネルでこの趣味を知らない方々に触れていただくきっかけを作れるのではと考えました。1日の終わりに少しお魚を眺めて癒されたい人、週末は酒を酌み交わしアクア仲間と盛り上がりたい人。それぞれのスタンスで楽しんで頂けるBARを目指しています。

【企画開発者・デザイナーの思い】
前提として、ここはBARであるということを大事にしています。決してアクアリストの巣窟ではなく、様々な人がお酒を飲みにくる場所としてのBAR。そこにアクアリウムが彩りと世界観の広がりを与えてくれます。カウンターの水槽は照明の照度下げています。これはお客様が眩しくないようにする配慮です。飲食店は狭く見えるのを嫌い、壁を黒にすることを避ける傾向にありますが、あえて壁面は黒で統一しています。これにより暗い店内に水槽の灯だけが映えるようになります。また、現在はペルーのピスコ、ブラジルのカシャッサといった、南米の蒸留酒に力を入れています。ウイスキーやジンのようにまだ誰もが知るお酒ではありませんが、近年はとても注目されています。南米のお酒を飲みながら、目の前の水槽には南米の熱帯魚たちが泳ぐ、そして遠いアマゾンへと思いを馳せる。そんなBARが一件くらいあっても良いのではないでしょうか。

【審査員コメント】
「熱帯魚への関心を高めるのに貢献。」舛添要一氏
「飲みながら楽しめるのはとてもよい。」松崎元氏
「スツールに着座した時の目の高さに合わせて水槽が設計され、オーナー自ら手入れをしているアクアリウムを肴にお酒を飲めるのが良いと思いました。」横溝賢氏
「アクアリウムを展示した飲食店はよくありますが、アクアリウムを中心とし、更に泳ぐ魚の故郷と、その故郷のお酒を提供し、そのストーリー全体を楽しめるのは新しいと思いました。アクアリウム未経験者が来店した際に、アクアリウムの世界に興味を持つキッカケにもなり、アクアリストでもある店主にアクアリウムの話を聞けるというスタイルも良いと思います。」松端秀明氏
「アクアリストはもちろん、新しくアクアリウムを始める人が増えるきっかけができる素敵な空間だと思いました。水槽がカウンターの前にある事でとても身近に見られるのと南米のお酒を楽しめるのはアクアリウムだけでなく文化も楽しめるのが良いなと思いました。」髙橋華恵氏
「個人的にはこのようなお店は好きだが、これまでに数多くの類似店があるため新規性、独創性にはややかけると思う。」富澤直人氏
「これまでもアクアリウムを題材としたカフェやバーなどは数多く登場しているがその多くは外部委託業者が水槽を管理するケースが多く、『作りこまれた水景』とは程遠い水槽が多かったのが事実。しかし拝見するとオーナー自身がアクアリストだとわかる美しい水槽の数々。ぜひ一度訪れてみたいものだ。」鶴田賢二氏
「長く続けていただきたい。」黒田誠
「お酒を飲みながら、魚が見られ、癒されそうで良い。」一般審査員
「一人でいても飽きることなく、ゆっくりとお酒が飲めそうです。」一般審査員
「自由に動く魚を見ながらお酒を楽しめるなんて最高です。複数人も良いけど一人の時も飽きなくて良いです。」一般審査員
「本格的ネイチャーアクアリウムバーです。1.2mの水槽2個、L字型のバーカウンターにボトルアクアリウムとパルダリウムが設置されており、水草水槽には南米の熱帯魚が泳ぎ南米の蒸留酒をお楽しみ頂けることになっている。しかし、水草と熱帯魚等水槽の管理は、水質、水温、照明等によりコケ、水垢、水草の枯れ等により透明度が低下し管理が大変と成りかねない。2個ある水槽の1個はアジアの魚族とするか、壁面は黒で統一されており、水草は少ないがアフリカのシクリド系の綺麗な魚族も考えても良いのではと考える。」一般審査員

 

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