2022-10 UWS AQUARIUM GA☆KYO / 2022グッドアクアリウムデザイン賞 エントリー作品

GOOD AQUARIUM Design Award

2022 エントリー作品

10 UWS AQUARIUM GA☆KYO

2022-10
建築・空間 / アクアリウム・アート施設
株式会社 UWS エンターテイメント


 

 

 

「日本の伝統・伝説×アクアリウム」をコンセプトにした、日本初のアート施設

【作品概要】
既存の商業施設に建設が可能な新しいスタイルの水族館で、日本の「雅(みやび)」をアクアリウムで表現することをテーマに竜宮城・万華鏡・花魁道中などといった日本の伝統や伝説をリミックスし、アースクリエイターGA☆KYOがプロデユースする究極のエンターテインメントアクアリウムです。創造された豪快かつ繊細な日本の「美」と、自然から生まれた水中で生きる「美」の命の鼓動を五感で体感する5つの異空間を提供します。また館内の水槽すべてが購入可能で、世界各国へ向けて施設の空間や体験そのものを販売しています。

【デザインが生まれた理由/背景】
「日本人としてのアクアリウム」表現を、数年前から追求・研究し始め、世界中の人に届けたいという思いがありました。しかし、昨今の新型コロナウイルスの影響から、訪日観光客の受け入れが難しくなり、外国の方に我々の作品に触れてもらう機会は激減しました。そんな中、インバウンド向けに需要の高いアクアシティお台場から出店の話を受け、コロナ終息後の未来へ向けて、今一度「日本人としてのアクアリウム」を世界へ届けるべく、今回のデザインを構想しました。金魚をはじめとした観賞魚は、角度によって様々な表情を見せてくれます。水槽の高さやレイアウト、光の乱反射を綿密に計算して、その魅力が最大になるよう、また空間がアートになるように作品を制作しています。

【企画開発者・デザイナーの思い】
水族館やアクアリウムと言うと、自然界の水景や生態系を再現・表現したものが一般的なイメージに感じますが、私は観賞魚が持つ魅力というのは、自然的な物やシンプルな物だけではないと考えています。そもそも日本の伝統的な魚である「金魚」は、見る人に喜んでもらうべく様々な品種改良がされてきました。私は魚たちに観賞魚としての最高の舞台を用意したいと思い、魚を標本のように展示するのではなく、アートとして表現することが最も魅力を引き出すことができる方法だと考えています。そして、デジタル化が進む中、日本人にとっては日本文化や伝統を見つめ直すこと、訪日外国人には日本文化を新たなかたちで認識していただくキッカケになればという思いも込めています。さらに従来の水族館とは違い、当館のメインの展示は「魚」では無く「アート作品」です。通常の水族館では「魚」は観察や研究の対象としての位置づけが強いですが、私たちは「魚」のことを「自然界が作り出した完成されたアート」として捉えています。そのため、「魚」が持つ美しさを最大限引き出せるように、空間や展示のアプローチを工夫し、異空間を作り出しています。こうした取り組みを通し、水族館業界全体の新しい可能性についても挑戦し続けています。

 

 

作品名 UWS AQUARIUM GA☆KYO
事業者名 株式会社 UWS エンターテイメント
カテゴリー 建築・空間
一般名称 アクアリウム・アート施設
飼育生体 熱帯魚・海水魚・金魚・メダカ・エビ・水草・その他の水棲生物
利用開始日 2022年7月13日
URL https://uws-gakyo.com/
利用価格 大人:1,200円、小学生・障がい者:600円、小学生未満:無料

 


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