2024-05 BAR AQUA CAVE / 2024グッドアクアリウムデザイン賞 エントリー作品

GOOD AQUARIUM Design Award

2024 エントリー作品

05 BAR AQUA CAVE

2024-05
建築・空間 / アクアリウムバー
BAR AQUA CAVE


 

 

BAR AQUA CAVE

 

バーカウンターに設置された水草水槽を眺めながら、お酒を楽しむ本格的アクアリウムBAR

【作品概要】
BAR AQUA CAVEはこれまでの水槽のあるレストランやバーと一線を画す、本格的ネイチャーアクアリウムバーです。L字型のバーカウンターは7席。長辺にはW120cmxH22.5cmxD22cmの水槽2台、短辺には小型のボトルアクアリウムとパルダリウムが設置されており、これらは全てIAPLC(世界水草レイアウトコンテスト)入賞経験のあるオーナー自らがレイアウト、メンテナンスを行なっています。水草水槽には南米の熱帯魚が泳ぎ、それらを目の前にペルーのピスコ、ブラジルのカシャッサなど、南米の蒸留酒をお楽しみ頂けます。東京の東中野でお酒とアクアリウムのシンクロニシティーに出会える空間です。

【デザインが生まれた理由/背景】
BARを経営することは私の一つの目標でした。しかし家飲みの文化が定着した時代に自分にはBARの形態はちょっと難しいかな、と考えていたのも事実です。しかし、アクアリウムと絡めたコンセプトバー的なものなら特徴を出せるのではと思い、BAR AQUA CAVEの構想が始まりました。私自身この趣味に出会ってからまだ8年程度です。つまりアクアリウム人口の少なさは、それに出会うチャンネル自体が少ないのではないかと感じました。多くのアクアリウムメーカーやアクアショップの皆様がこの趣味を広めようと活動なさっています。私は一アクアリストではありますが、だからこそ違うチャンネルでこの趣味を知らない方々に触れていただくきっかけを作れるのではと考えました。1日の終わりに少しお魚を眺めて癒されたい人、週末は酒を酌み交わしアクア仲間と盛り上がりたい人。それぞれのスタンスで楽しんで頂けるBARを目指しています。

【企画開発者・デザイナーの思い】
前提として、ここはBARであるということを大事にしています。決してアクアリストの巣窟ではなく、様々な人がお酒を飲みにくる場所としてのBAR。そこにアクアリウムが彩りと世界観の広がりを与えてくれます。カウンターの水槽は照明の照度下げています。これはお客様が眩しくないようにする配慮です。飲食店は狭く見えるのを嫌い、壁を黒にすることを避ける傾向にありますが、あえて壁面は黒で統一しています。これにより暗い店内に水槽の灯だけが映えるようになります。また、現在はペルーのピスコ、ブラジルのカシャッサといった、南米の蒸留酒に力を入れています。ウイスキーやジンのようにまだ誰もが知るお酒ではありませんが、近年はとても注目されています。南米のお酒を飲みながら、目の前の水槽には南米の熱帯魚たちが泳ぐ、そして遠いアマゾンへと思いを馳せる。そんなBARが一件くらいあっても良いのではないでしょうか。

 

BAR AQUA CAVE

BAR AQUA CAVE

 

作品名 BAR AQUA CAVE
事業者名 BAR AQUA CAVE
カテゴリー 建築・空間
一般名称 アクアリウムバー
飼育生体 熱帯魚・水草
オープン日 2022年12月20日
URL https://www.instagram.com/aquacave_nagio/
スペース 店舗 約8.6坪

 

 


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