GOOD AQUARIUM Design Award
2017 AQUA Prize 受賞
特別賞
受賞対象名 | ボトルアクアリウム マリン |
事業者名 | 株式会社ウォーターエンジニアリング |
カテゴリー | プロダクト |
一般名称 | 飼育セット |
飼育生体 | 海水魚 |
発売日 | 2016年7月11日 |
URL | 公式ホームページ |
サイズ | 100×100×150 (mm) |
重量 | |
販売価格 | ¥2,000+税 |
「1匹に愛情を注いで大切に飼おう!」
「テーブルの上のカクレクマノミ」
【作品概要】
初めてでも気軽に飼育して頂きたい、絶対に失敗させないをテーマに数年をかけてボトルでの海水魚飼育を可能にしました。
これは、人気のカクレクマノミに限定したストレスの少ない1匹飼育、病気になりにくい人工海水の開発、そして独自開発の吸着ろ過材を使用し初心者でも飼育可能なノウハウを確立したことによります。
このノウハウは、ろ過器やエアーポンプ不要で水質や溶存酸素を維持することを可能にしました。また重い水槽ではなく小型で持ち運びのし易いボトル容器を採用することにより気軽に水換えが出来ることも大きなメリットです。
発売してからの1年半以上の継続飼育者や水槽飼育移行者が多数いらっしゃることが何よりの証明です。
【デザインが生まれた理由/背景】
2003年に映画「ニモ」が公開された当時、クマノミの飼育にとても関心が高まり、ゲームセンターでもクマノミが景品として登場しました。
飼育関連器具も爆発的に売れ、クマノミも品薄状態となる現象も生まれました。
しかし大半のユーザーが、安易な飼育道具と乏しい知識で飼育を始めた為、多くの魚達の命が失われ、飼育は難しく設備費用や維持コストもかかる印象を与えることとなりました。
昨年続編「ドリー」が公開されるにあたり、無駄に魚の命を奪うことを二度とさせない、飼育の楽しさ多くの人に広めたいとの思いで、絶対に失敗しないカクレクマノミの飼育法の開発に取り組みました。
そして数々の試行錯誤の中から生まれたのが、弊社独自の吸着除去技術を利用した「欲張らない飼育方法」です。
これは逆転の発想で、失敗する原因を徹底的に行わないという選択です。魚種を限定した単独飼育を研究開発することにより、高い飼育成功率を達成することが出来ました。
【企画開発者・デザイナーの思い】
大きな置き場所を必要としないので「テーブルの上のカクレクマノミ」というイメージで女性層を中心ターゲットに企画しました。
どこにでも手軽に置け、何処に置いても馴染むおしゃれなボトルをパッケージとして採用し、木のテーブルに置いているイメージで、木の茶色をベースにデザインしております。
また、より飼育を楽しめるように関連グッズの開発にも力を入れています。
ボトルを楽しく飾る為の専用アクセサリーや、やり過ぎを防ぐお洒落な餌やり用のスプーン、比重計不要の小分けされた人工海水など、継続的に飼育を楽しめ且つ失敗しない為の商品開発に取り組み、いずれもデザインを統一し初心者にもわかりやすく使いやすいパッケージを心がけています。
【審査員コメント】
「一匹のみ飼育という発想がユニーク」舛添要一氏
「卓上で飼ってみたくなりました」松崎元氏
「アクアリウムの普及という的ではかなり貢献している商品、手軽にアクアリウムのお手本」谷中政之氏
「コンセプトが明確で、ノウハウを詰め込んでいる点が良い。もう少しこれに特化したボトルデザインにしてほしかった」成見香穂氏
「海水アクアリウムのハードルをここまで下げれるのは驚きました」松端秀明氏
「クマノミを素材にしたのは良い、病気対策も考えられている」富澤直人氏
「難しいというイメージが高い海水魚飼育を手軽に行えるプロダクトが良い」鶴田賢二氏
「まずスタートとして一匹の魚を飼育するためというコンセプトが良い、色々なパーツも継続性をあげる!」仲條剛史氏