GOOD AQUARIUM Design Award

2021 エントリー作品

05 いきものシェルター 鬼ヶ島

2021-105
プロダクト / シェルター
礼恩株式会社

古来より家を守ってきた鬼瓦が、生き物たちの身を守る安心安全な
「いきものシェルター鬼ヶ島」

【作品概要】
本商品は神社仏閣鬼瓦を作る日本トップクラスの女性職人の鬼師Kumiさんと礼恩株式会社がコラボし、三州鬼瓦伝統工芸品の手法を用いて『いきものシェルター鬼ヶ島』を制作しました。人にとってのシェルターは安心・安全な場所の家、マイホームです。その家の屋根には古代より天変地異、風水害、病などから住む人を守るモノとしてまた、安心・安全・子孫繁栄の願いを込め、家の屋根に魔除けとして鬼瓦を飾りました。同じ様に私達が飼育している生き物や魚たちの家にあたるシェルターにも同じ思いを込めて、長く安心して一緒に思い出を作っていける様に『いきものシェルター鬼ヶ島』を制作しました。

【デザインが生まれた理由／背景】
アクアリウムバス等のイベントに出店しお客様の声を聞くと、皆様こだわりがあり生き物をとても大事にされています。その中での苦労やこういう商品が欲しいというご意見をお伺いした中で、唯一無二の「自分だけのオリジナル商品｣を求めているのを感じ今回企画開発しました。人にとって安心・安全な場所は家、マイホームです。その家の屋根には古代より天変地異、風水害、病から守るモノとして鬼瓦を飾り、安心、安全、子孫繁栄の願いを鬼瓦に込めました。人間は身の危険を感じれば頑丈な建物に逃げます。自然界では生き物たちも身を守る場所として様々な隠れ家を持っています。昔話「桃太郎」で桃太郎は鬼ヶ島へ鬼退治に行きます。悪さをする鬼にも自分を守る隠れ家があり、その島に住む生き物にも隠れ家があったことでしょう。鬼瓦は人間だけを守るモノではなく、小さな生き物、地球上全ての生き物を守るモノとしてのコンセプトで「いきものシェルター鬼ヶ島」を製作しました。この「いきものシェルター鬼ヶ島」の鬼の顔は従来ある伝統的な鬼瓦の恐い鬼ではなく、家を見守ってくれるどこか優しさもある鬼の顔は女性鬼瓦職人ならではのセンス光るオリジナルデサインとなっています。鬼瓦は焼き直しする事で何度でも同じ様な表面状態を取り戻す事が出来るので、商品を使い捨てにする風潮のある現代に長く愛着を持って使用して頂ける商品となっておりますので、昨今言われているSDGsにも則った商品として開発をしました。

【企画開発者・デザイナーの思い】
日本トップクラスの鬼師と新進気鋭のアクアリウム会社のコラボレーション企画です。今回発表させて頂きました『いきものシェルター鬼ヶ島』では古来から伝わる鬼瓦と言う商材を、今までには使われていなかったアクアリウムや爬虫類・小動物用のシェルターとして採用することで新たな活路を見出すと同時に、今までに接点の無かった人達にも興味を持って頂き、形が変わっても鬼瓦の作製技術が後世まで残せるお役に立てればと思っており、今後は同じ様に日本の伝統技術を用いた商品を発表出来る様に努めていき、日本のモノづくりの一翼を担えるような役割を目指して行きたいです。鬼瓦は焼き直しする事で何度でも同じ様な表面状態を取り戻す事が出来るので、商品を使い捨てにする風潮のある現代に長く愛着を持って使用して頂ける商品となっておりますので、昨今言われているSDGsにも則った商品として開発をしました。

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