今年の「第5回グッドアクアリウムデザイン賞2021」の応募・審査・発表はオンラインで開催することになりました。
動画「【グッドアクアリウムデザイン賞】2021結果発表!」をぜひご覧ください。
今年の「第5回グッドアクアリウムデザイン賞2021」はオンラインで開催することになりました。オンライン開催の審査は、14名の審査員のほかに、一般から募集した6名の一般審査員とWEBからのネット投票を加え、受賞作品を選出しました。第二次審査エントリー作品13作品の中から一般受賞を選出し、さらにGOLD Prize、SILVER Prize、BRONZE Prize、AQUA Prizeの各賞受賞作品が選ばれました。
第5回グッドアクアリウムデザイン賞2021の受賞作品 8点を発表します。
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
<GOLD Prize>
GEX aquarista AQUA-U WIDE
ジェックス株式会社
プロダクト / 一体型水槽
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
<SILVER Prize>
海水用 硝酸塩チェッカー
ハンナインスツルメンツジャパン株式会社
プロダクト / 海水用 高濃度硝酸塩測定器
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
<BRONZE Prize>
めだか水槽分割容器 わけぷか
株式会社ミプラス
プロダクト / 水槽分割容器
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
<AQUA Prize>
アクアリウム宇宙旅行 UNDER WATER SPACE
株式会社 UWS エンターテイメント
建築・空間 / 水族館
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
めだかの採卵床 ころたまボール
株式会社ミプラス
プロダクト / めだかの採卵床
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
バーサタイラー(versatiler)
有限会社石川酒店 マイクロバブル事業部
プロダクト / 3way プロテインスキマー(淡水海水兼用ろ過装置)
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
NARA KINGYO MUSEUM 奈良金魚ミュージアム
株式会社 UWS エンターテイメント
建築・空間 / 水族館
グッドアクアリウムデザイン賞2021 受賞
アクアネット
株式会社プロテック
コミュニケーション / SNS・フリマ
審査員の総評
【審査員長 岡本信明氏】
今年度の作品・製品について。生き物を飼育している人が「こんなものがあったら良いのになあ」と思っている小物や、生き物のいる癒し空間と日常生活の調和をインテリア性の向上により促進した製品、養殖場で実用化されているたくさんの魚を飼うためのノウハウを小型化した製品、芸術性の高い一点ものをアクアリウムの世界に持ち込んだ作品、映像や光、音などの最新テクノロジーと生き物のコラボで人の賑わいに核や動きを演出する空間技術、趣味や好みが似ている人の繋がりをネット上で提供するコミュニケーションツールの開発など、第5回を迎えたグッドアクアリウムデザイン賞はそのテリトリー益々広げており、審査員としては採点が本当に難しかったです。グッドアクアリウムデザイン賞2021に輝いた作品・製品にエールを送ります。
【特別審査員 舛添要一氏】
社会のニーズに応える作品が多くて良かった。例えば、メダカ飼育ブームに応えるアイデア、コロナ禍で観賞魚で癒されたいという人々が戸外で眺めることのできるアクアリウムなどだ。また、地球温暖化対策にも資する作品もあって心強い。さらには、ネットの活用、まだ第一歩だが、これからの発展を期待する。
【審査員 松崎元氏】
WEB上での各商品の説明動画が洗練されており、理解を深めるよい資料であった。実物を拝見できないのはやはり残念だったが、写真や解説文と合わせて、問題なく審査することができた。
【審査員 横溝賢氏】
グッドアクアリムデザインアワードの審査を始めて3年?になりますが、この活動があることによって、アクアリム業界のトレンドがわかり、参加企業の製品開発の独自性や意匠性が年々向上してきていることを、今年の審査を通じて感じました。審査を通じて「アクアリウムの世界をどのように見せて、魅せるべきか?」という製品意匠や構造技術だけでなく、水づくりや餌作りなど、見る人間と、見られる魚の複眼的な視点に立った製品はプレゼンスが高いと感じました。
【審査員 谷中政之氏】
従来のグッドアクアリウムデザイン賞にくらべ参加作品のバラエティが広がってきている。アクアリウムの裾野が広がり、異業種からの関心も高まっているように感じます。アクアリウムが一部のマニアだけでなく幅広い層に自然に溶け込み、根付いてもらえると良いのではないでしょうか。
【審査員 成見香穂氏】
プロダクトのカテゴリーでは、実際に自分が買いたいと思える商品がいくつもありました。この分野では、新たな商品開発の余地はまだまだあるように見受けられます。建築・空間・コミュニケーションのカテゴリーは、レベルはすでに高いので、あとはより多くの方に周知されるといいですね。
【審査員 松端秀明氏】
メダカブームもあってか、メダカ飼育に関する作品が多くなった印象です。それぞれに創意工夫が見られ、SDGsを意識した作品も多く、時代を反映していると感じました。アクアリウムに関連する新しい試みが、アクアリウムの業界の発展につながっていくと思います。今後も期待したいです。
【審査員 千田義洋氏】
毎回、個性豊かな作品や商品あり、益々、アクアリウムが楽しめますね!次回も楽しみにしております。
【審査員 川田洋之助氏】
新コロナでアクアリウムにも目が向く方も増えた感じです。新製品も局所、応用性が高いもの色々提案されていて何よりです。アクアリウムの今後が楽しみと感じさせてくれた今回の出展でした。
【審査員 富澤直人氏】
今回の審査作品では飼育に関する器具や餌類ばかりではなく、水族館展示、コミュニケーションツール、芸術作品など多岐に及ぶ作品がエントリーされていた。これはアクアリウムを広める上で効果的に作用することだろう。また時代の流れに即してメダカに関する商材も多く、今後のメーカーによるメダカに関する認識がさらに高まりそうだ。
【審査員 鶴田賢二氏】
今回も製品、作品、空間とたくさんの趣向を凝らしたアクアリウムを楽しく見させて頂きました。私自身も雑誌の編集制作と形は違えどアクアリウムに携わるモノを制作する立場としても大変刺激になりました。また今後とも素敵な製品、作品、空間などアクアリウムを盛り上げていく多くのモノづくりに期待しています。そして自分自身も負けないように日々精進してまいります。
【審査員 滋野実氏】
今回は特に目新しい製品が少なかったようです。次回は観賞魚に興味を持つ、飼いたくなるような製品が多数参加することに期待します。
【審査員 黒田誠氏】
コロナによっていきもの飼育人口はかなり増えたように感じます。生き物が好きで飼うのは基本だっと思うのですが、なんとなく飼育を始めた人も多いと思います。これからの生き物ブームを支えていくのは、飼育の簡略化や飼育に興味を持ってもらう趣旨の用品だと思っております。世の中のメーカーさんや企業さんは物凄くチャンスだと思いますので、期待して待っています。
【一般審査員】
1ユーザーとしていろいろと製品を使わせていただいております。カラフルなものやいろいろな形があり、好みのものを選んで大切な魚の飼育環境を考えております。飼育により生体の特徴や自身のやすらぎを主に考えておりますので、偏りが出てしまっておりましたら初めにお詫び申し上げます。自分がこれを使用(購入)したらどうなんだろう?楽しくなるかな?を考えました。
【一般審査員】
今回のグッドアクアリウムデザイン賞のエントリー作品を見て、アクアリウム業界にもSDGs思考が広まってきた印象を受けました。自然を相手にするアクアリウムですから、より環境に配慮した考えを念頭に、今後も素晴らしい製品、空間、サービスを開発して欲しいです。
【一般審査員】
今年も一般審査員として参加できた事を光栄と思います。2021年もユーモアに溢れる作品が多数出品されており、一つ一つ拝見させて頂きとても楽しかったです。
【一般審査員】
暮らしとの調和を図る『GEX aquarista AQUA-U WIDE』『せせらぎビオトープ』、機能性を追求した『ころたまボール』『わけぷか』『バーサタイラー』などのほか、今回は、これまで見掛けることのなかった視点で『いきものシェルター 鬼ヶ島』や次世代のアクアリウムカテゴリになるであろう『アクアネット』など、斬新なエントリーを見受けられた。