今年の「第8回グッドアクアリウムデザイン賞2024」は、アクアリウム東京ネイチャー2024(新宿住友ビル)にて、10月19日(土)・20日(日)に作品を展示し、審査&発表をイベント会場内にて行いましました。
審査は、13名の審査員と一般から募集した5名の一般審査員、WEBと会場来場者の約900件の投票を加え、受賞作品を選出しました。第二次審査エントリー作品10作品の中から一般受賞を選出し、さらにGOLD Prize、SILVER Prize、BRONZE Prize、AQUA Prize、CRYSTAL Prizeの各賞受賞作品が選ばれました。
第8回グッドアクアリウムデザイン賞2024の受賞作品 7点を発表します。
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
【GOLD Prize】
グラスアクア PERCO
ジェックス株式会社
プロダクト / 水槽
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
【SILVER Prize】
アクアステンレススクレーパー
株式会社ナルビー
プロダクト / メンテナンス用品
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
【BRONZE Prize】
BIOSPHERE
合同会社TKソリューションズ
プロダクト / 生物発光インテリア
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
【AQUA Prize】
反射しない撮影ケース
めだか工芸
プロダクト / 撮影ケース
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
【CRYSTAL Prize】
SOKONIWA アクアテリアハンギングプランター
水作株式会社
プロダクト / プランターキット
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
メダカ食堂
株式会社セミー工業
プロダクト / 水槽の水質悪化低減商品
グッドアクアリウムデザイン賞2024 受賞
BAR AQUA CAVE
BAR AQUA CAVE
建築・空間 / アクアリウムバー
審査員の総評
【審査員長 岡本信明氏】
グッドアクアリウムデザイン賞も今年で第8回を迎えることができました。今年の審査作品10点はいずれにも特徴があり、審査員の評価は分かれましたが、最優秀賞にあたる「ゴールドプライズ」に輝いたジェックス株式会社の「グラスアクア PERCO」は机上タイプの洗練されたフォルムと優れた機能性が評価された水槽作品で、審査項目すべてで高い得点を得ました。
今年の作品には、夜光虫を培養しながら夜の海辺の緑色発光を再現するものや、水槽越しに魚談義を楽しめるバーカウンター空間、ガラス面のコケ落としならこれでしょうというステンレススクレーバー、メダカをきれいに撮る三角窓グッズなど、自分が楽しむだけでなく、SNSを通してより多くの人に楽しんでもらうための道具が出品されたのは、今年の特色ではなかったと思います。
グッドアクアリウムデザイン賞の作品対象が益々広がっていくような気がした今年のデザイン賞でした。
【特別審査員 舛添要一氏】
今回は、これまでにはみられなかった新しい発想や工夫があり、高く評価したい。アクアリウム関連の商品開発が多様になることを期待したい。
【審査員 松崎元氏】
工夫をこらした様々なアイデアがあり毎回楽しみにしておりますが、今回は新しい提案が多く、人々のライフスタイルやアートにつながるものもあり、まだまだ可能性が広がると思いました。既存の関連メーカーだけでなく、ベンチャーや町工場など、誰でも参加できるイベントになるとよいですね。
【審査員 横溝賢氏】
コロナを経て、家でも外でも、個々人の視界空間にフィットする製品が多いのが印象的でした。
【審査員 谷中政之氏】
回数を重ねる毎に、様々な方向性の作品が出品されるようになったと思います。グッドアクアリウムデザイン賞というくくりの中での審査の難しさが出てきたのかなと感じます。ただ、アクアリウム業界の発展のためには、今後も是非継続して欲しいと思います。
【審査員 成見香穂氏】
今までにはない発想の商品もあり、楽しく拝見いたしました。ユーザーからのレビューやフィードバックをぜひ次の開発に活かし、さらによい商品にして頂けたらと思います。
【審査員 松端秀明氏】
今回はインテリアとして楽しむアイデアが多い印象でした。水生生物の飼育を楽しむという目的とは別に、インテリアとして楽しむ魅力のあるアクアリウムをより楽しむためのアイデアはアクアリウムの楽しみを広げ、アクアリウムに触れるきっかけの大きな要因となるように思います。
【審査員 千田義洋氏】
今回も色々なアイデアや商品など、とても考えられていて良かったです。また次回も楽しみにしております。
【審査員 髙橋 華恵氏】
この度も審査員としてたくさんの作品を見る事ができて光栄に思います。毎年、様々なアイデアが出ていて、今後のアクアリウム業界の発展にとても重要だと思っています。
【審査員 富澤直人氏】
目新しい商品もあり、楽しく審査出来ました。もう少しエントリー作品が増えたら良いのですが今後に期待したいですね。
【審査員 鶴田賢二氏】
第1回目から声を掛けて頂き、毎年楽しく審査をさせて頂いています。とくに今年はどのアイテムを非常に素晴らしく、ひとりのアクアリストとして素直に「欲しい」と感じるアイテムが多く、楽しく拝見させて頂きました。
【一般審査員】
新商品が見られて良かった。気になった商品があったので購入を考えている。
【一般審査員】
各作品、非常に個性があり審査しづらかった。
【一般審査員】
どの作品も、魚のため、魚を飼う人のためを思って作られていて素晴らしいと思いました。
【一般審査員】
技術の進化もあり、様々な視点で、面白いアイデアが次々と出てきている感じがしました。アクアリウムの世界はまだまだ発展すると思いますのでこれからも我々アクアリストをワクワクさせてほしいです!
【一般審査員】
2次審査関係出展は、アクアリュウム部門が殆どで、新しい提案として、魚類の写真撮影ケース、生物発光インテリア、飛び跳ね防止蓄光アクリルなど、アイデアがバラエティーに富んだものが目に付きました。また、初心者でもインテリア水槽になるグラスアクアなどありましたが、殆どの分野で規模が狭まっているようで、魚類の飼育に関する材料や水草の栽培に関係があるもの、餌や水質保全など身近なアクアリュウム関係資材等の出展が少ない傾向と感じました。